著作権
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映画の著作物

映画の著作物

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映画の著作物とは「動く映像によって思想を表現するもの」が映画ならば、映像を操作するテレビゲームも映画の一種と言えます。
ゲームのように映画に準ずる扱いを受ける「映画の著作物」は、権利面でも映画と同じ扱いになるのです。

ここでは、「映画の著作物」の代表格であるテレビゲームの著作権問題について解説します。

映画の著作物〜ゲームは映画扱いになる?

テレビゲームの著作権映画に準ずる性質を持った著作物を「映画の著作物」と言います。
該当するものとして真っ先に名前が挙がるのがテレビゲームです。

しかし大衆文化として世界に羽ばたくテレビゲームは、著作権侵害の対象にされることも少なくありません。

なぜゲームは映画の著作物なのか?

映画の著作物として扱われる為には、フィルムやビデオテープ・CDといった記録媒体などの「物への固定」が行われていること、「映画の効果に類似する視覚的または視覚的効果を生じさせる方法で表現されている」ことの二点を満たしていなければなりません。
つまり、テレビゲームは「カセットやCD-ROMなどの物へ固定され映像で表現される著作物」なので映画の著作物として扱われています。

この認定の根拠になっているのが1984年に起こった「パックマン事件」の判例です。この事件はナムコのゲーム「パックマン」を無断複製したものを喫茶店においていた企業を相手取って行なわれたもので、「映画の上映権侵害」が主旨とされていました。

裁判は原告のナムコ側が勝利し、テレビゲームは「映画の著作物」として扱われることになったのです。

ゲームの中古販売を巡る論議

「ゲームが映画の著作物である」という認識が一般に広まったのは、1998年に起こった「中古ゲームソフト販売訴訟」に端を発します。
これは、ゲーム会社が共同でゲームソフトの中古販売を行っている業者を「映画の著作物の頒布権侵害」として訴え、中古販売の差し止めを迫ったものです。結果、最高裁の判断は、「ゲームは映画の著作物だが、頒布権は一度譲渡された時点で消尽されるため中古販売を差し止める根拠にはならない」というものでした。

ゲーム会社の言い分は、「中古ソフトによって新品ソフトの売り上げが圧迫される」というものですが、中古販売を利用する消費者の中には新品ソフトの購入資金の捻出のために所有ソフトの売却を行っている人も居る為、両者の主張が平行線になるものだったと言えます。

ゲーム会社を悩ませる「マジコン」

ゲーム会社が中古販売以上に問題視しているのが、「マジコン」問題です。
マジコンとは「マジックコンピューター」の略で、元々はゲームソフトをフロッピーディスクに複製して予備となるバックアップデータを作る機械のことです。

現在は、「複製したゲームソフトのデータを使ってゲームを遊ぶ為の機器」を指す言葉となっており、従来の「一部のマニア向け商品」から「インターネットでダウンロードしたゲームが無料で遊べるグッズ」として子供に買い与える親も少なくないようです。
マジコンの問題点は中古販売と違って、「新品ソフトが売買されることなくコピーが増殖する」性質にあります。ゲームソフトのコピーがネットを通じて流出していくことで、本来売れるはずだったソフトが売れなくなってしまう可能性が極めて高いのです。

また著作権法では、バックアップ作成は個人使用に限り黙認されていますが、インターネットを通じて不特定多数の人間に頒布することは禁じられています。
そのため、ゲーム会社によるマジコン取り扱い業者の告訴やマジコン禁止を盛り込んだ著作権法改正請求が行われています。

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