著作権
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管理団体

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著作権

著作物を適切に保護するための管理団体著作権で保護される利益は、著作物の運用によって発生するものです。
逆に言えば著作物が適正に運用されていなければ、得られるはずの利益が著作者や著作権者の手元に届かないということです。

外部委託されて著作物の適正な運用のために活動する著作権の管理団体について解説していきます。

管理団体〜著作権管理代行業の長短

著作権管理代行業の仕事とは著作権は著作者と著作権者に帰属する権利ですが、両者ともに権利の管理まで手が行き届かないことはしばしばあるものです。
著作者は新しい作品の創作に取り組み、著作権者はその他の著作物の商業展開に取り組まなければならないためです。

そこで、業務のアウトソーシングとして著作権の管理を代行する著作権管理団体の出番なのです。

著作権管理団体とは?

著作権管理団体とは、その名の通り著作権の適正な運用が為されているかどうかなどの著作権管理を代行する業者・団体のことです。
業務の中には著作権の無断使用者の捜索や著作権使用料の徴収代行も含まれています。

日本では1939年に制定された「著作権に関する仲介業務に関する法律(仲介業務法)」による許可制となっていたため管理団体の設立が難しい状況にありましたが、2001年から施行された「著作権等管理事業法」によって、民間での著作権管理団体の設立が行いやすくなっています。

日本における著作権管理団体の経緯

著作権管理団体の設立が仲介業務法に基づく許可制になっていたのは「プラーゲ旋風」と呼ばれる事件に原因があります。
これは1931年、ドイツ人教師ウィルヘルム・プラーゲがヨーロッパの管理団体の委託を受けて日本の放送局に著作権使用料の徴収を始めたことに端を発します。

プラーゲが請求した使用料は放送局が支払うのも困難になるほど年々高騰していき、日本のラジオ・テレビで欧米の音楽が一切使えないという状況にまで追い込まれたのです。
そのため、仲介業務法を制定してプラーゲが設立した団体「大日本音楽作家出版社協会」を追い出す形で著作権管理団体を制限したのです。

日本最大の管理団体・JASRAC

日本における最も規模が大きな著作権管理団体が、「日本音楽著作権協会」通称JASRACです。
JASRACは、仲介業務法施行時に許可を受けた「大日本音楽著作権協会」を前身としていて、主に音楽の著作権・著作隣接権の管理と使用料の徴収を業務としています。

事実上、JASRACが日本における著作権の総元締めとなっているため独占状態が問題視されている向きもあります。
また、著作権使用料の計算や徴収された使用料の配分などが不明瞭になっていることなどもあって、ネット上ではJASRACを嫌う人が多いのもまた事実です。

今後の管理団体のあり方は?

JASRACのように功罪相半ばするのが、管理団体という存在であるといえます。著作者・著作権者にしてみれば「ややこしい管理業務を代行してくれる頼もしい外部業者」でも、消費者や著作物利用者にしてみれば「根拠が怪しい莫大な著作権使用料を払えと迫る悪の組織」なのです。
しかし、JASRACの一極集中管理体制の陰りや著作権法の改正案浮上など、管理団体が既存の状態を維持し続けられるかどうかが曖昧になっています。

一番良いのは権利者・管理団体・利用者の三方が満足できる仕組みの整備が出来ることです。
そのためには消費者である私たちが管理団体の身の振り方を注視していくことが大事なのです。

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