著作権
海賊版著作権に関わるキーワード

海賊版

海賊版

著作権

海賊版とは著作物が世に出るまでには、著作者や著作権者は多くの時間とお金を費やすことになります。
そのため、商品となった著作物の売れ行きは著作者・著作権者の存続を大きく左右します。
しかし、利益が著作者・著作権者に入らない形で著作物を販売されたらどうなるでしょうか?

海賊版について解説します。

海賊版〜著作権を無視する商品群

著作権侵害となる海賊版著作物を創作する目的の一つには、「お金を稼ぐため」ということがいえます。
どんな人でも生活の基盤となる衣食住を維持し創作活動の材料や資料を買わなければならないからです。
しかし、無許諾の製品を作って著作物の売り上げを妨害する不届き者が現れることがしばしばあります。

著作権侵害の商品である「海賊版」について紹介します。

海賊版とは?

海賊版は「著作者・著作権者に無許可で著作物を複製した製品」のことで、海外で無許可翻訳された日本のマンガや雑誌、音楽・ゲームなどその対象は幅広いものです。英語では「略奪者の出版物」という意味の「pirated edition」と表記され、「pirate」には「海賊」という意味があるので日本語では直訳した海賊版となっています。
また、CDなど音楽関係の海賊版は「ブートレグ」と呼ばれることがあります。

海賊版の影響とは

海賊版と正規品の違いは基本的に「著作者・著作権者の許可の有無」に集約されています。購入する消費者にしてみれば些細な違いにしか感じられないものですが、販売を取り仕切っている著作権者、そして利益を受け取る著作者にすれば大きな悪影響の原因となります。

正規の商品として売り出される著作物の価格は原価ではなく、製品化・流通のコストや著作者・著作権者の利益を計上して算定されたものです。
海賊版はそういった開発コストを無視できるので、正規品よりも価格を引き下げても充分な収益が得られます。

海賊版が売れるとその分だけ正規品が本来得るべきだった売却数が減少するので、海賊版の蔓延は正規品の売り上げを圧迫し、著作者のモチベーションの減退を引き起こしてしまうのです。

音楽の海賊品の特徴

ブートレグと呼ばれる音楽を対象とした海賊版の場合、他の海賊版とは違う性質を持っています。
基本的に、ブートレグに手を出す音楽ファンはブートレグに「正規品よりも低価格」ではなく「未発表曲・未発表音源などの希少性」を求めています。

つまりライブ・コンサートでしか演奏されずCD化されていない曲や、伝説として語り継がれるコンサートの際に録音された演奏といった、正規品がまだ手を付けていない内容がブートレグとして世に送り出されているのです。
そのため、海外アーティストの中にはブートレグのコレクションを趣味としている人も多く、来日する度に日本のブートレグの中心地である西新宿を訪れるという逸話も少なくありません。

これは、コレクションを増やすと同時に内容を正規品に反映させる為のマーケティングであると言われています。

アジア方面での海賊版

日本の著作物は世界中で人気のあるコンテンツとなっているため、世界中の海賊版業者からターゲットとされています。
特に東南アジアや中国などアジア方面で流通している海賊版は数多く著作権者による正規品の販売が困難になるほどです。
しかもアジア方面では人件費が安いため、正規品の10分の1以下の価格で海賊版が出回っていることさえあります。

場合によっては海外で仕入れた海賊版を日本国内でネットオークションや路上で販売している業者さえいます。
海賊版の撲滅の為にも、国家単位での著作権遵守の取り組みの徹底が求められます。

【著作権GO!GO!】コンテンツ分類
  • 【著作権の基礎知識】大切な財産を保護するための効果と罰則
  • 【著作権の主な種類】無意識に侵害しないために知らなければいけない対象と権利
  • 【著作権に関わるキーワード】海賊版のダウンロード・盗作mなどの身近な著作権問題
【著作権GO!GO!】コンテンツメニュー
  • 侵害者への罰則 - 著作権侵害の代償とは?
  • ダウンロード - 著作物がネットで拡散する
注目記事(著作権GO!GO!)ランキング