著作権
翻訳権,翻案権著作権の主な種類

翻訳権・翻案権

翻訳権・翻案権

著作権

翻訳権と翻案権とはテレビや映画・ゲームなどの著作物による娯楽は、国産のものだけでなく海外で製作されたものが数多く入り混じっています。
しかし誰もが海外産の著作物を楽しめるようにする為には内容を翻訳しなければなりません。

著作物を翻訳したり表現を変えたりする翻訳権と翻案系について紹介します。

翻訳権・翻案権〜和訳や邦題をつける為には

著作物の輸出・輸入に関わる権利小説・映画・ゲームなどを問わず大ヒットした著作物には様々な引き合いが来るものです。
映画化・ゲーム化・小説化・舞台劇化・漫画化・フィギュア化など、原作とは違うジャンルでの商業展開や海外への輸出など枚挙に暇がありません。

このような大きな商業展開や作品の輸出・輸入を行う際に関わってくるのが翻訳権と翻案権なのです。

翻訳権・翻案権とは?

翻訳権は翻案権に内包される著作権で、著作権法第二十七条で「著作者は、その著作物を翻訳・編曲・変形・脚色・映画化、その他の翻案する権利を専有する」と定義されています。

つまり、日本語で著された著作物を英語やフランス語などの他言語への翻訳すること、演歌をロック調にアレンジするなどの編曲、アニメや漫画のキャラクターの立体化をはじめとする変形、テレビドラマやアニメを作る際に原作をなぞりながら独自の演出や新キャラクターを加える演出、テレビドラマなどの映画化などは全て翻案権の領分に入り、その全ての権利は著作者または著作権者に帰属するのです。

翻訳権と翻案権がセットになっている理由

著作物を別のメディアで表現する為の翻案権と、著作物の内容を別の言語に置き換える翻訳権は、一見すると別物に感じられます。
しかし、翻訳は関わる翻訳家によってないように違いが出てくるものです。
場合によっては原作の良さを失った迷翻訳になってしまうこともしばしばです。

特に洋画の字幕は文字数制限があることから台詞を要約したものにしなければならないため、内容が完全に違っている字幕があるとネット上などで糾弾される場合があります。
また、J・D・サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」のように翻訳された時代背景の違いも翻訳内容に影響を及ぼすため、熱心なファンの中には翻訳家が違う同一作品を集めている人も見られます。

翻案の根底にある創作性

翻案権の翻案とは、「既存の著作物を加工して、趣旨・本質を維持しながら表現を変えて新しい著作物を作り上げること」です。
つまり、既存の著作物をただ模倣するのではなく翻案者自身の創作性を加えることが求められます。

例えば、ジョージ・ルーカス監督の「スターウォーズ」は黒沢明監督の「隠し砦の三悪人」の翻案であることが良く知られています。
人物設定やカット割りなどに共通項が見られ、ルーカス監督自身も公言しているため翻案の実例としてよく取り上げられています。

このように翻案は「どこを本質として採用するか」「どのようなオリジナリティを加えて話を膨らませるか」など、どこを活かしてどこを捨てるかという著作物を構成する要素を取捨選択し自分らしさを追加していきながらも、原作を尊重する姿勢を忘れないことが大事になります。

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